マック、赤字の理由はチキンショックだけか

顧客から見て「もう魅力がなくなった」?

緊急会見に臨んだカサノバ社長(左)。就任2年目で「上場来初の赤字」という難題にぶち当たった

「この結果を大変重く受け止めている。やれることをすべてやるのが経営陣の責任だ」――。自らの責任について問われた日本マクドナルドホールディングス(HD)のサラ・エル・カサノバ社長兼CEO(最高経営責任者)は、出処進退や報酬の減額については言及せず、そう答えるにとどめた。

10月7日、日本マクドナルドHDは緊急会見を開き、7月時点では「未定」としていた2014年12月期の業績予想を発表した。売上高は前期比15.1%減の2210億円、経常損益に至っては107億円の赤字となる見通し(前期は102億円の黒字)。経常赤字は1973年度以来で、2001年の上場以降では初めてとなる。

チキン問題が直撃

大幅赤字に転落する主因は、今年7月に起きた”チキンショック”問題だ。

日本マクドナルド向けにチキンナゲットを生産していた中国の上海福喜食品で、期限切れの鶏肉を使用していたことが発覚。これを機に、日本マクドナルドの来店客数は大きく減少。それ以降、既存店売上高は、前年同月比で2ケタのマイナスが続いている。

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