東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #プロフェッショナル対談

「まずは起業、ダメだったら就職すればいい」 仲間づくり、メンターづくりで道は拓ける

11分で読める
  • 塩野 誠 経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO
2/6 PAGES

塩野:なるほど。すごく行動力のある意識の高い大学生でしたね。

小林:そうですね、いま思えば。もっとも東京大学という恵まれた環境だったから、自分の学科と全然関係ないサークルで勉強できた。

小林雅(こばやし・まさし)●東京大学工学部卒業後、1998年アーサー・D・リトル(ジャパン)に入社。ベンチャー・インキュベーション事業の立ち上げなど経験。2001年エイパックス・グロービス・パートナーズ(現グロービス・キャピタル・パートナーズ)入社。2004年同社パートナー就任。累計約400億円のベンチャーキャピタル・ファンドを運用。2007年8月に独立。ケイ・アンド・カンパニーLLP 代表パートナー就任。2008年1月インフィニティ・ベンチャーズLLP 共同代表パートナー

塩野:学科はどちらですか。

小林:船舶海洋科です。勉強しなくてもいい……というと怒られますが、さぼってもなんとかなる学科(笑)。

でも就職するとき、日本にはまだキャピタリストがいなかったので、じゃあプロフェッショナルの仕事をしようと思い、アーサー・D・リトル(ADL)という経営コンサルティング会社に入りました。ADLに入ったのは、梅田望夫さんという『ウェブ進化論』(ちくま新書)などの本を書いている方が在籍していたから。受けてみたら特に思考力調査のような試験もなく、面接で自分の考えを語ったら受かりました。

塩野:1990年代後半に新卒でコンサルに入るのはまだ珍しかったですね。

小林:それで入社3年めに、運良くベンチャーインキュベーションを手がけることになりました。インキュベーションといってもクライアントから受託した1年間限定の仕事でしたけど、それが「@コスメ」で有名な現在のアイスタイルです。あるエンジェル投資家がアイスタイルに「ほら、これでどうじゃい」と小切手で1億円渡した場面にも居合わせましたよ。

「ベンチャーキャピタル」に入社

小林:それでますますベンチャーキャピタルに興味を持ったのですが、それは1年限定の仕事だったし、自分はコンサルとしての適性もあまり高くなかったと思っていた。そんなときたまたまグロービス・キャピタル・パートナーズのベンチャーセミナーに出たら、グロービスの人に「うち、いま人を募集してるよ」と言われて、試験を受けたら受かってしまった。

3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象