育児だけでなく不妊治療もサポート、オムロンが取り組む子育て支援策

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それぞれの規模の内訳は「きらら京阪奈」は敷地面積112平方メートル、定員15名(ゼロ歳児5名、1歳児以上就学前10名)、「きらら京都」は敷地面積205平方メートル、定員29名(ゼロ歳児9名、1歳児以上就学前20名)となっている。

運営曜日は同社の就労日で、運営時間は8時から20時を基本に、時間外利用は7時以降22時まで対応する。利用料金は、いずれも市中の保育施設に照らし合わせた上、ほぼ同金額に設定されている。

短期的な効果は期待しない

「子どもたちに自信を持たせ、探求心を育てることを保育理念に掲げています」(きらら京都の運営を担当する人財センタ勤労部・有馬拓氏)。

同社の保育園では、布おむつを使って子どもの自立を促すことや、給食に食育の思想を取り入れて、子どもたちが旬の素材を知ったり楽しんだりして食事ができるよう努めている。

また利用する社員が安心できるように、朝と夕方の送迎時には同じ担当者が対応して1日の様子を伝えたり、安全面を配慮して、保育所の所在が外部にわかりにくいようにしている。

「きらら京阪奈」を利用した技術本部に勤務する30代の男性社員がいる。妻が職場復帰を希望したことから、保育所に申し込みをした。保育所では、スタッフに恵まれ、子育てに関するアドバイスも受けられることから、安心して子どもを預けることができたそうだ。 

こうした支援策が、実際にはどのような形で効果が表れているのか。

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