英国は分裂か?フェイスブックは独立派優勢 18日、ついにスコットランド独立を問う住民投票へ

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英国ではニュースが24時間、絶え間なく報道される。これを実感するのが専門ニュースチャンネルや専用ブログの存在だ。

BBCのニュース専門局「BBCニュース」はデジタル・チャンネルだが、英国内であればネットでも同時中継している。これに対抗するのが同じく24時間のテレビチャンネル「スカイニュース」だ。

スコットランド独立のニュースは内外の関心が高いトピックであるため、BBC やガーディアン 専用ブログを開設している。あるトピックを1日中追うためのブログで、2~3人が専用記者として配置される。

内容は、政治家のコメント、政府官庁の公式発表、NGOなど関連団体の見方、メディア報道の様子、記者(必ずしも自社・自局の記者のみではない)が書いた記事の紹介、関連性のあるツイートでの発言(著名人、あるいは一般市民のツイートから)など。担当記者が入手できたありとあらゆる情報を刻一刻と記録してゆく。

両方の意見を拾う放送局、自由な新聞

 英国の放送業はニュース報道において偏りがないことを求められ、規制組織「オフコム」が目を光らせる。テレビやラジオの報道を見ていると、賛成派と反対派の意見の両方が並列するように設定されており、確かに偏りはない感じがする。しかし、そうすることで逆に「ではどちらの意見が正しいのか」を判断するのが難しい。かえって迷ってしまうのだ。

新聞報道にはこのような規制がない。そこで、各新聞は処々の問題についてそれぞれの立場を自由に表明している。

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