百貨店では従来、上層階で北海道物産展などの大型イベントを開催して不特定多数の顧客を広域から集客し、下層階の店舗まで買い回ってもらう手法が王道だった。シャワー効果と呼ばれ、イベント開催に多額の販促費を投入して来店を促した。
ただし、いかに多くの客を呼び込み売り上げを作ったかが重視される一方、単発での集客に注力するあまり、顧客との長期的な関係作りは二の次で、業界内では「打ち上げ花火」とも自嘲されていた。
さらにECの普及などで消費者の目的買いの傾向が強まった結果、来店しても各フロアで買い回りをしないようになり、シャワー効果そのものが通用しなくなっていた。
この記事は有料会員限定です
残り 1074文字
