三井住友FG社長、株価割安放置にイライラの日々

安定収益上げ配当利回りは5%を超えているのに

三井住友フィナンシャルグループの太田純社長は、今年矢継ぎ早に公表したアジア地域での出資は海外事業展開の端緒に過ぎず、今後さらなる出資や事業強化が必要との見方を示した。また、資本業務提携を結んだ米投資銀行大手ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループとの関係強化を目指し、将来的には出資比率の引き上げを視野に入れていることも明らかにした。

三井住友FGの太田社長(2021年12月13日)Source: Bloomberg

インドで商業銀行や証券業務の展開を検討

4月以降、ベトナムやインドのノンバンク、フィリピンの商業銀行と計3800億円に上る出資案件を相次いで公表した。一連の投資について太田氏は「アジア地域のSMBCグループ構築に向けて最初のステップを刻んだだけ」と述べ、今後も必要に応じて投資機会を模索する姿勢を示した。

具体的には、インドで商業銀行や証券業務の展開を検討するほか、ベトナムでは2008年に出資したエグジムバンクと、今年4月に出資を発表した消費者金融などを手掛けるFEクレジットの活用、また将来的に同国での証券業務もターゲットに考えているという。

次ページ米投資銀行大手ジェフリーズへの出資比率引き上げも
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