「遊んで学び友達作って稼ぐ」コミュニティの秘密 「宇宙とロボットの時代」はライフシフトが肝だ

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STEM教育をされている方の企業には、ただ理系のプログラミングができるというだけではなく、アップルのようにデザイン性が優れているから売れているという企業もあります。つまり今後は、STEMより、ARTが入ったSTEAMが大事。アートと技術の両面が必要だとも考えています。

『ライフシフト2』には、アートには、人間力、コーチングスキル、やる気を向上させるスキルなどが含まれていると書かれています。そのような人間的スキルが大事だと感じてコミュニティーを立ち上げましたから、読んでいてうれしくなりました。

ドローンと宇宙は女性活躍のカギ

ドローンや宇宙をビジネスの舞台として選んだのは、どちらの業界も女性が1~2割しかいないからです。

ドローンは、数年前に比べれば市場規模は5倍以上に伸びています。宇宙に関しては、「2040年に月で1000人暮らす」という目標があるほどですから、確実に伸びる産業です。そこに女性が少ないというのは大きな課題ですよね。女性の社会進出や雇用創出に影響がある産業とも言えます。

ドローン業界には、ラジコンから移行したという男性が多いのですが、女性も決して苦手ではありません。女性特有の感性も十分に生かせます。

宇宙は、生活環境が地球から宇宙になるというのに、その業界の8割が男性では、男性目線でしか物事が進みません。女性の意見が反映されないということは、今後、女性たちの生活が脅かされることにもなります。だからこそ、女性を増やさなければならないと思っています。

コミュニティーのなかには、自発的にやりたいというタイプの人が2割、なにか実現したい人がいるなら助けになりたいという人が8割います。今後伸びていくマーケットですから、実際に関わってみて、「これなら自分にもできるかもしれない」と感じ、仕事として本腰を入れてがんばってみる、という人も出てくるでしょう。

1人の発案に協力者が集まり、チームが生まれて、ゼロから立ち上げるという流れに慣れてもいますから、今後、会社の形として、1つのプロジェクトのために人が集まり、終われば解散というスタイルもありだと思います。上下関係はなく、プロジェクトごとにやる気のある人がリーダーになれます。

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