アップルはいったい何を発表するのか? 新モバイル時代をどうデザインするかに注目

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アップルストア表参道の様子。5sの後継機はどのような姿になるのだろうか(撮影:尾形文繁)

アップルは米国西海岸夏時間9月9日午前10時(日本時間9月10日午前2時)より、本社のあるカリフォルニア州クパティーノ市にあるフリントセンターで、プレスイベントを開催する。今回、新型iPhoneが発表されるとみられるが、アップル、あるいはモバイル業界の近未来を占う重要なイベントになることが予測される。

米ABCニュースでは、アップルについて「歴史的な発表」になると報じている。また、Piper JaffrayのアナリストGene Munsterは、アップルの株価が、新しいコンシューマ・エレクトリック製品カテゴリへの参入で、120ドルに成長すると予測している。

もちろん、専門家だけではない。日本を含む世界中のスマートフォンユーザーが、アップルが何をリリースするのか、固唾を飲んで見守っている。

直前に迫ったアップルのプレスイベント。登場するのは毎年新型を1機種ないし2機種登場させているiPhoneを中心とした新製品になるとみられている。まずは、現在期待されている新製品・サービスについてまとめておこう。

iPhone 6はどうなる?

アップルは毎年、新型iPhoneをリリースしてきた。2014年のリリースは、デザインも含めたメジャーバージョンアップになるとみられており、全く新しいデザインで登場することが期待されている。

デザインの変更に加え、2012年に登場したiPhone5以降採用してきた4インチから、4.7インチに拡大され、さらに画面の大きな5.5インチのモデルがリリースされるとみられている。これまでAndroidスマートフォンと比較して画面の小ささ、解像度の低さが指摘されてきたが、ここで追いつくことになる。

また、こちらもAndroidスマートフォンが先行して搭載してきた非接触ICのNFCが搭載されることが見込まれる。これにより、iPhoneで、タッチして決済したり、アクセサリと連携したりする機能を実現することができそうだ。

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