OECDインフレ加速でも中銀は引締め急ぐなと指摘 オミクロン株出現が政策判断をさらに難しくする

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世界の景気回復ペースが鈍化し不均衡は持続、想定より深刻なインフレが長期化する中でも、中央銀行は冷静さを保つ必要があると、経済協力開発機構(OECD)が指摘した。

インフレは年末前後にピークに達すると予測

OECDは1日公表した世界経済見通しで、需要の安定と供給ボトルネックの緩和、人々の労働市場への復帰により、インフレは年末前後にピークに達するとの予測を示した。これは金融当局者に「政策上の大きな課題」を突き付けるが、当局は引き締めを急ぐべきではないと論じた。

チーフエコノミストのローレンス・ブーン氏は報告書で、「現状で中銀にできる最善策は、供給ストレスが緩和されるのを待ちつつ、必要があれば行動すると示唆することだ」と指摘した。最新見通しの大半は、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の出現前にまとめられた。

 

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