ピクサー、東映、ジブリ--アニメ産業、若手育成とヒットの関係
そのジブリにも変化が出てきた。最新作『借りぐらしのアリエッティ』では、新鋭・米林宏昌氏が監督を務める。本作を含め3年間で若手監督の作品2本を作る計画という。
片渕監督は「本来、スタッフが楽しんで作るのが日本のアニメの強み。その意味で、ピクサーは日本のアニメの延長線上にある」と話す。
いつの間にか世界市場でついてしまったピクサーとの“実力差”。世界に通用する普遍性は作為的に仕掛けられるものではない。が、若手の心に再び余裕を与えることができたとき、日本アニメは本来の実力を発揮できるはずだ。=一部敬称略=
(大坂直樹、宇都宮 徹 =週刊東洋経済2010年7月24日号)
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