幻の新生銀臨時総会に代わる説明会で株主発言

新取締役選任の臨時総会を来年2月初旬に開催

SBIホールディングスからの株式公開買い付け(TOB)に対抗する買収防衛策を一転、取り下げた新生銀行。防衛策発動の是非を諮るため25日に予定していた臨時株主総会も急きょ中止されたが、都内の会場にはTOBを巡る騒動に意見しようと複数の個人株主が来場し、新生銀も対応に追われた。

臨時総会の中止を伝える看板(都内、25日)Photographer: Takashi Umekawa/Bloomberg

東京・秋葉原の会場には、立て看板が設置され、総会が中止になった旨と共に、開始予定だった午前10時30分から株主向けに説明会を開くと記されていた。来場者はまばらだったが、一部株主からはSBIの提案を組織改革の契機にしてほしいとの声も聞かれた。

神奈川県平塚市から訪れた藤井明さん(70)は、もともと買収防衛策には反対票を投じるつもりだった。持参した議決権行使書には、二重丸で囲まれた「否」の文字。総会が中止されたことは知っていたが、改めて新生銀に注文を付けようと上京したという。

「どんなに頑張っても新生銀は変われなかった。SBIが提案する人材をトップに据えることで経営陣を刷新し、組織改革の契機にしてほしい」と話した。

次ページ総会中止でも約10人が来場
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
  • グローバルアイ
  • 西村直人の乗り物見聞録
  • 最新の週刊東洋経済
  • 若者のための経済学
トレンドライブラリーAD
人気の動画
東芝、会社「3分割」に残る懸念
東芝、会社「3分割」に残る懸念
節約志向で「安い食品ばかり買う」人の重大盲点
節約志向で「安い食品ばかり買う」人の重大盲点
EVの切り札?夢の「全固体電池」は何がスゴいのか
EVの切り札?夢の「全固体電池」は何がスゴいのか
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「非財務」で生きる会社、死ぬ<br>会社 企業価値の新常識

今や株価を決める最大の要因は「非財務情報」というのが世界の常識に。優れた開示を行えば企業価値の向上につながる一方で、開示が不十分だと株を売られるリスクも。企業価値の新常識をめぐる混乱とその対処法に迫りました。

東洋経済education×ICT