3Dデジカメに熱視線、停滞市場に転機到来?
2005年ごろには「顔認識」や「手ブレ補正」など新機能が登場したが、今や基本機能。大きな差別化要素もない中、市場は新商品投入と値下げの繰り返しとなっている。
消耗戦の末、昨年の販売シェアはトップを争うキヤノンとソニーでさえ10%台。5~6社がシェア数%でこれに続く。こうした中、技術的にも黎明期にある3Dは差別化要素としてメーカーの期待も大きい。
もっとも、3Dは「テレビやゲーム機との親和性が高い」(ソニー)ため、出力機器を展開する家電メーカー優位とされる。静止画だけでなく、動画対応でも先行できればカメラメーカーとの地位逆転もありうる。3D競争を制するのはどこか。
(前野裕香 =週刊東洋経済2010年7月24日号 撮影:尾形文繁)
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