政権の最重要人事・パウエルFRB議長再任の顛末 政策の安定性とFRBの政治的独立性を優先した

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パウエル氏再任は円滑に承認される公算 

パウエル氏再任は上院で円滑に指名承認される公算が大きい。民主党進歩派議員の数人は同氏続投に反対を表明している。このうちウォーレン上院議員は9月の公聴会の際、パウエル氏に面と向かって「危険な人物」であると強く非難したことを明らかにしている。

大統領は人事決定の直前にホワイトハウスでウォーレン議員と内々に会談し、同議員に自身の考えを表明する最後の機会を与えたと、事情に詳しい関係者1人が話した。

ウォーレン議員は22日の大統領の発表後、パウエル氏再任の指名承認に反対票を投じると語ったが、共和党議員の多くは賛成に回る見通しだ。

政権高官の1人は大統領の決定について、米経済を完全雇用状態に戻すとともに、ホワイトハウスの多くの人々が予想していたよりも一段と持続的かつ急ピッチで上昇するインフレを抑制する上で、金融政策のかじ取り役に誰が最適であるかの検討に帰着したと説明した。

原題:

Biden’s Long March to Fed Pick: Stability Won Over ‘Fresh Blood’(抜粋)

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著者:Nancy Cook、Jennifer Jacobs、Steven Dennis

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