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日本経済低迷は「平成の経営者が原因」と言える訳 松下幸之助がいまの時代に伝えたい事とは?

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  • 江口 克彦 一般財団法人東アジア情勢研究会理事長、台北駐日経済文化代表処顧問
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けど実際にはそうはならんかったわけや。漢字をもとにしていつの間にか日本の言葉に合わせた平仮名と片仮名を作り出し、それを漢字と合わせて使うことによって、読み書きを非常に便利にしておる。

結局、漢字という外国の文化を受け入れたけれども、それをただ鵜呑みにするだけではなく、日本の実情に合わせて、よりよいものにつくりあげていったわけで、そこに日本の伝統精神の、主体性を失わない、すなわちやね、主座を保つという、そういうところがはっきりしとるわな」

日本人は長い歴史をどのように歩んできたのか

3. 和を尊ぶ

「日本人は平和を愛するよりも、戦争を好む国民だ、それが日本人の国民性なのだという見方が生まれてきた。確かに明治以降の歩みを一面だけ見ておると、そういう見方もできるかもしれんが、それは一面であり、短期的見方であるわけや。

やはり長い歴史のなかで日本人がどのように歩んできたか、どのような考え方であったのか、そういう判断をせんといかんのやないやろうか。

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徳川時代でもそうやな。常識的に考えてあれだけ続いたということは、武力によって残虐なことが行われていた、無慈悲なことばかりが行われておったということではないわな。そういうことであれば、300年も続かんわけや。

そうではなくてむしろ儒教のような学問を研究、奨励し、いわば人間哲学というものを基礎において政治を進めることを理想とし、そういう考えにたって実際の政治を行っておったと思う。いわば徳行政治を基本としておったといえるわけで、こういうことからも和を貴ぶ日本の伝統精神がうかがわれるわけやな」

ほかにも、たくさんのことを松下幸之助は繰り返し繰り返し、私に話して聞かせました。本書にある松下の言葉を皆さんと共有することで、迷子になっている日本的経営の再構築のために、なにかしらの糧としていただければ幸いです。

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