茶道を学ぶ人が和の伝統文化の本質に近づける訳 相手を「思いやり、もてなす」ことで見えてくる
目を瞑って、子どもの頃を思い出してみて下さい。
いつも側にいてくれた両親や友人、兄弟など、ずっといつまでもこの日が続いていくと思っていました。しかし結婚などを機に親御さんと離れて暮らす方もいらっしゃるでしょう。そして、友人とは別々の道に進み、兄弟もそれぞれの家庭を持ちました。
毎日毎日、会社と家の往復で、同じ顔ぶれが永遠に続くと思っている方もいるかもしれませんが、今日という日は二度と戻ってきません。そして、私が言いたかったのは、今一緒に働いている人・生活している家族などとの「今ここ」を大切にしてくださいということです。
グローバル社会で生きる茶道の心
茶道を学ぶというと作法を学ぶ事だとおもいがちですが、それだけではありません。
茶道で一番大切なのは、ただ一碗の美味しいお茶を味わって頂くために最大の想いを注ぐ茶道の心を学ぶことです。
教養というと、どうしても知識を暗記するだけとおもいがちです。しかし茶道の心、おもてなしを体現するには、まずは実践することが欠かせません。
それは茶道でもビジネスでもご家庭の中でも構いません。おもてなしをするためにいくつもの要素をしっかりと考えることは容易なことではありません。実際にやってみることで自分の至らなかった点、相手が喜んでくれた点がありありと見えてきます。
そして、実践することで最高のおもてなし、最高の出会いを演出することができるようになります。
それはなぜか?
それは私たちが日本人であり、茶道500年の歴史を受け継いできた子孫であるからです。ですから、相手を「思いやり、もてなす」ということを実際にやることで感覚が研ぎ澄まされていくのです。
知識として覚えることも大切ですが、相手を思いやることを実践することで自国の文化を知り、それを発信していくことができるようになるでしょう。
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