パラの魅力伝えた三上大進が語る「7本の指と私」 「できない」を否定せず、「できる」を互いに探す

拡大
縮小
2020東京パラリンピックで見つけた笑顔の素敵なあの人……三上大進さんにお話を伺いました(写真:吉澤健太)
この記事の画像を見る(7枚)
コロナ禍によって人と人とのリアルな繋がりが大きく毀損され、コミュニケーションは大きな危機を迎えています。でも、こんな時だからこそ、我々オトナはいい笑顔を忘れてはならない。そんな思いを込めて皆で笑顔について考える特集。今回は東京2020パラリンピックでレポーターを務めた三上大進さんの登場です。

パラリンピックの中継で見つけた気になる人

2020東京パラリンピックの中継を見ていて、レポーターのなかに気になる人を見つけた。サラサラのヘアに透き通るような美肌。そして、ちょっと、いや、かなりフェミニンな弾丸トーク。ときおり見せる笑顔がかわいい。丁寧に取材したのであろう選手ひとりひとりのエピソードを紹介するくだりでは、競技への深い理解ものぞかせて、元パラアスリートなのかな? と思った。

本記事はLEON.JPの提供記事です

イヤだなと思ったのは、彼が障がい者なのか、見極めようとする自分がいたこと。身体のどこかにハンディキャップがあることを知ったからといって、彼の評価が変わるわけではないはずなのに。

彼に障がいがあるのか、ないのか――そんなことと関係なく、私の眼は彼に惹きつけられていたのに。

彼を何度かテレビ画面で見つめ、そのうちに私は彼の左手が右手より短いことを、そしてその指が人より少ないことを知った。

そして彼のTwitterプロフィールが「彼氏が欲しいギャル見習いのオカマ/セーラームーンになるのが将来の夢」であることも。なんなんだ、この人。要素が多すぎて混乱したけど、とにかく会ってみたい。パラリンピックも終わった現在、NHKでの任期をまっとうした三上大進さんに会うことができた。

正直、彼のインタビューをうまくまとめられる自信がない。というのは、話を聞いた私にとくに大きなハンディキャップがなく、またLGBTの当事者でもないからだ。彼のことを真に理解しているとは言えないだろう。でも、彼の言葉と笑顔に、きっと励まされる人がいるはずだ。そう信じて、彼の言葉を綴ってみたい。

次ページ人と違うと気づいたのは…
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
半導体需給に変調の兆し、歴史的な逼迫は終焉?
半導体需給に変調の兆し、歴史的な逼迫は終焉?
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT