「自分は何もできない」と諦める人でも成功する訳 ライフシフトに「踏み出せない人」へ唯一のコツ
このことを知っていれば、「健全なゾンビ時間」を過ごすことができるのではないでしょうか。「フラフラするのは当たり前だ」と冷静になることができれば、落ち着いて自分のキャリア、強み、弱みを棚卸ししたり、選択肢をじっくり吟味することができるからです。
自分で戦略を立て、社会に立ち向かうとき
これまでの時代は、ざっくり言えば、会社にさえ所属すれば、あとは流れに任せて人生を過ごしていけるというものでした。しかし、これからは、自分で戦略を立てて人生を設計し、社会に対して立ち向かっていかなければならない。社会に対して、個人としてむき出しの状態になったと言えます。
とはいえ、自分で立ち向かえる人ばかりではなく、つらくてシビアに感じる人もいると思います。フリーランスがもてはやされ、副業で生きていくことがブームのようにもなっていますが、そんなにきれい事ばかりではありません。みんながうまくいくとは限らないのです。
強い人、できる人は、もうすでに変化をしています。一方で、さまざまな理由で一歩踏み出せない人もいるでしょう。もしそんな方にアドバイスをするなら、異なるコミュニティーに参加したり、新しい人と触れ合うことをおすすめします。
一口に集まりと言っても、ビジネススキルのための勉強会、ワークショップ、飲み会、地域の活動などいろいろありますが、できれば新しいコミュニティーに能動的に参加してみて、「こういう世界もアリなんだな」という、「異なる世界」への興味を持つことがまず第一歩だと思います。
現在はリアルに集まる機会は減っていますが、オンラインのコミュニティーや勉強会は増えています。どんなレイヤーでもいいので、「ちょっと違うところへ行ってみようかな」という興味を持つことが大事だと思います。
「こんなこと手伝ってよ」と言われて軽い気持ちでやってみたら、「自分ってこんなところに価値があったんだ」とふと気づく。いわば、弱いフィードバック。「遠すぎず、近すぎない」距離感のコミュニティーで視点をもらう、ということです。気軽にできる「軽いライフシフト」。ハードルが低くて誰でもできるので、おすすめです。
(構成:泉美木蘭)
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