アリババが最先端・線幅5ナノの新半導体を発表 半導体の自給自足を目指す中国の大きな節目に

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中国のアリババグループは、回路線幅5ナノ(ナノは10億分の1)メートル技術に基づく新しいサーバー向け半導体を発表した。中国政府が半導体の自給自足を目指す中で大きな節目となる。 19日の発表資料によると、アリババの最新の半導体はソフトバンクグループ傘下アームが提供するマイクロアーキテクチャーをベースとしている。この半導体は「近い将来」に自社のデータセンターで使用され、少なくとも当面は商業販売されないという。

アリババの新しい半導体(10月18日)写真家:Long Wei / Costfoto / Barcroft Media / Getty Images

中国の半導体産業育成政策の成果

アリババのサーバー向け半導体は中国企業としては最先端クラス。同社は米アマゾン・ドット・コムやグーグルなどライバル企業に続き、インテルやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)など従来メーカーの半導体を自社設計の製品に徐々に置き換える動きに加わった。

今回の発表は、中国の半導体産業育成の取り組みがいかに実を結びつつあるかを示している。習近平国家主席率いる中国政府はテクノロジー分野での自給自足を国家的な最優先事項の一つに掲げており、国内企業が米国の制裁を乗り切るのを支援するため多額の政府資金を確保し、幅広い政策支援を提供している。

原題:Alibaba Unveils One of China’s Most Advanced Chips(抜粋)

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著者:Coco Liu、Debby Wu

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