7日間の非ネット生活で、私が得たもの つながらないことは、悪ではなかった
ネットで他者からの強烈すぎる刺激を受け続けていると、すぐさま何か行動しないと落ち着かなくなります。立ち止まって考えることは、多大なる損だと思ってしまいます。ネットのつながりを断って7日間、努力の種を蒔き、多少計画と異なろうとも、焦らず時には我慢しながら目的に向かう必要があることに気づきました。
気づき4:ネットを断つ勇気がなかった
日頃の過剰なまでのネットでのつながりを断つことで、逆に仕事でやりたかったアイデアの整理、家族との将来について考えれるようになりました。このつながりを断つ行為は、集中して何かに取り込める時間になりました。思い返せば日頃の私の時間は、実際に仕事をしている数分の集まりでしかありません。ネットでつながりながら仕事を生産的に行うのは至難の業なのです。
例えば、15分仕事をすると会議に参加する、10分仕事をすると急ぎのメールに返信する、メールに返信するために、違う人にメールを送信する、返事が遅いとメールで催促する、昔FAXを送るたびに、FAXしますと電話で伝えていたように、永遠にその作業は終わりません。
この集中力の分散は、「ウォールストリートジャーナル」によると、6年も前に警告されています。”知的労働者は平均3分ごとに作業内容を切り替えている。再び仕事に戻るために要する時間は30分もかかる”このように作業の合間に集中力を分散させているので、仕事を終わらせるための合計時間は結局1時間くらいしかなかったという具合になるわけです。
私の人生は、ネットのつながりと会議で構成されています。その習慣をいきなり劇的に変えることはできませんが、集中して仕事を完了させるためには、過度のネットのつながりを断固として断つことが必要です。テクノロジーの進化で、個人の都合に合わせた働き方ができるようになりました。
しかし、それと引き換えに、仕事を進めるためにネットで絶えずつながる必要が生まれました。それゆえにネットにつながらないと、仕事をしていない罪悪感を得るようになりました。でも、安心してください。別にネットとつながらないことは悪いことではないのです。未来のデバイスには、逆にネットのつながりを強制的に解除するボタンが必要なのです。
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