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いわゆる乗り放題のパスのなかでも魅力的なのが、JR西日本の「どこでもきっぷ」である。
利用期間は10月15日から12月26日まででJR西日本の新幹線・特急列車と智頭急行線、JR西日本宮島フェリーが2日間ないし3日間乗り放題となる。
価格は以下のとおりである。
2日間用:おとな1万8000円 こども9000円
3日間用:おとな2万2000円 こども1万1000円
JR西日本 関西どこでもきっぷ
2日間用:おとな1万0000円 こども5000円
2020年秋に発売された「どこでもドアきっぷ」ほどのインパクトはないが、1人でも利用できる。
購入期間と購入場所に注意が必要
気をつけなければならないのが購入期間と購入場所。乗車日の1カ月前から7日前までとなる。JR西日本のネット予約サイト「e5489」で予約し、JR西日本の駅などで受け取るか、JR西日本・JR九州(福岡県・佐賀県内)管内の主な旅行会社で購入する(ただし、JR西日本 どこでもきっぷの2日間は旅行会社のみで販売)。旅行会社に電話などで連絡し、きっぷを配送してもらう形をとれば、全国どこに住んでいても購入可能だ。
とくに割安なのが、JR西日本 関西どこでもきっぷ。北東は北陸の敦賀、北西は鳥取、南は紀伊半島の新宮までカバーして、1日当たり5000円である。新大阪から岡山まで新幹線指定席で往復すると1万2700円かかるので、それだけで元が取れるともいえる。大阪駅から1日目は新宮まで特急で往復、2日目は新幹線と特急に乗り継ぎで鳥取まで往復するとトータルで2万9260円。実に66%引きとなる。
なお、指定席が利用できるのは最大6回までだが、自由席なら利用回数の制限はない。一方、米原―新大阪の東海道新幹線、サンライズ瀬戸・出雲のノビノビ座席、WEST EXPRESS銀河は利用できない。
乗り放題といえば、JR四国でも10月から開催された四国デスティネーションキャンペーンに合わせて「setowa四国DC満喫きっぷ」が販売されている。12月28日までの土日を含む連続した3日間にJR四国および土佐くろしお鉄道の特急・普通列車の普通車自由席が乗り放題で大人9000円。1日当たり3000円は、青春18きっぷの2410円と比べても魅力的な価格設定といえる。
JR九州も土日2日間で同社全線乗り放題の「みんなの九州きっぷ」(利用期間は12月26日まで)を販売しているが、全九州版で1万5000円とインパクトではやや劣るかもしれない。
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