中国が工業ユーザー向け電気料金引き上げ検討

世界的サプライチェーンを一層逼迫させる恐れ

中国政府は工業ユーザー向けの電気料金引き上げを検討している。電力供給危機の緩和が狙いだ。

計画の詳細を知る関係者によれば、工場向けの電気料金値上げは定額料金の引き上げか石炭価格に連動する形での値上げとなる可能性がある。

ただ、非公開情報を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、工業ユーザー向けを値上げしても電力危機が解消できない場合、住宅向け電気料金を引き上げる案も政府は検討している。計画はなお変更もあり得、最終的な承認が必要という。

国家発展改革委員会(発改委)は29日、需給およびコストの変化を電気料金に合理的に反映させる方針を示した。石炭輸入を「適度」に増やすとし、冬季前の石炭在庫積み増しを発電所に促したことも明らかにした。

発改委によると、中国は不合理なエネルギー需要を効果的にコントロールする。住宅向けの電気・ガス料金については、基本的に安定を維持すると表明した。

中国の電力危機、さらに悪化も-ラニーニャ現象で厳冬の恐れ

 世界2位の経済大国である中国が直面している電力不足は、自国経済の成長鈍化を招くだけでなく、グローバルなサプライチェーンを一層逼迫(ひっぱく)させる恐れがある。

原題:China May Hike Industrial Power Prices to Ease Supply Crunch (2)、China Vows to Let Power Prices Reflect Demand, Cost Change、China Vows to Let Power Prices Reflect Demand, Cost Change (1)(抜粋)

 

(発改委の発表を4段目以降に追加して更新します)

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著者:Bloomberg News

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