長袖はまだ暑い!格好いいワイシャツのまくり方 web会議で「細かい柄の服」がNGな理由も紹介

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スーツ発祥の国・イギリスでは、シャツとは本来は下着であり、人前に出る時は必ず上にジャケットもしくはベストを羽織って、シャツがコーディネートの中心になることはありません。

ですから下着であるシャツには、元々はポケットはついていないのです。でもその後、合理的で機能性を求めるアメリカ文化の中で「シャツにもポケットがついていたほうが便利だ!」という理由でポケット付きのシャツが出回るようになりました。

ポケットがついていることで物が入るというメリットがある反面(私はメリットに感じていませんが)、デメリットが2つあります。

一つ目は、だらしないシルエットになること。シャツのポケットに手帳や名刺入れを入れると、胸の部分だけがふくらみシルエットが崩れます。クールビズでシャツ一枚になった時はもちろんスーツを上に着ていても、胸ポケットがふくらむので不格好となってしまいます。

二つ目は、シャツが汚れやすいこと。ポケットにボールペンを入れる人がとても多いのですが、ペンのふたを閉めずにそのまま入れたり、ペン先を出しっぱなしのことも多く、シャツが汚れてしまうのです。ポケットにボールペンを入れてかがんだ状態から立とうとした時に、ボールペンが引っかかりシャツがビリビリに破れてしまった方もいらっしゃいます。
ですから、胸ポケットのついていないシャツを選ぶようにしてください。

クールビズはシャツの襟ですべてが決まる

すっかり定着したクールビズ。環境省の想定では6月1日から9月30日までの4ヶ月となっていますが、実際の対応は会社によって様々。ゴールデンウィーク明けから10月いっぱいまでの会社も、中にはあるようです。

でもよく勘違いされるのですが、クールビズの装いは、ただジャケットを脱いだり、ノーネクタイにしたり、半袖シャツになったりすることではありません。もちろん、週末服と同じなんてことは、もってのほか。この「COOL(クール)」という言葉の意味、ご存じですか? 「涼しい」だけでなく「キマッている」の意味もあるのです。

単に自分の快適さだけを求め、涼しく過ごすのがクールビズではありません。あくまでもビジネスファッションとして最低限の礼節をおさえたものが、本当のクールビズなのです。

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