「文句ばかり言う人」から身を守る神対応7大コツ 口を開けば「苦情、グチ、不満」…周りにいない?

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つい先日、拙著『世界最高の話し方』の文中のとある表現についてある男性からクレームのメールをいただきました。そのご指摘は「確かに」と感じるものだったのですが、「〇〇しろ」など語気荒く、表現が非常に攻撃的だったことに驚きました

「そんなに怒りをぶちまけなくてもいいのに……」と感じたところから、「身の回りにいるそうした人々の心理やその対処法について記事にしてみよう」と思い立ったといういきさつです。

こういう「間違い探しクレーマー」は明らかに増えているようで、あるオンラインメディアの記者は、「最近、小さな間違いを見つけては怒鳴りこむようなメールを書いてくる男性がとても多い」とため息をついていました。

先日、私も有名コーヒーチェーンの店頭で、店員のちょっとしたミスに激高して、店内の誰もが聞こえるような大声で、若い女性店員をなじり倒している中年男性を目撃。

耐えられなくなった私は、「そんな風に怒鳴らなくてもいいのではないか」と声を掛けました。「どんなミスであろうと、口汚く罵るのは間違っている」と思ったからです。

「文句を言う人」のそばに行くと気持ちが「感染」する

フランスのエリート大学院INSEADの経営学者、ケツ・ド・ブリース教授は、ハーバードビジネスレビューに発表した「クレーマー(Chronic Complainer)の対処法」という記事の中で、彼らの心理や向き合い方について詳細に分析しています。

教授によれば、「不満をこぼすことは心配事を打ち明け、ストレスを軽減する」など、悪いことばかりではないそうです。一方で、これが慢性化し、「クレーマー化」してしまえば、本人にとっても、周囲の人にとっても不幸な結果しかありません

そもそも、間違い探しをし、文句を言う人の「本当の動機」は、「人の注意を自分に向け、同情を買いたい」「認められたい」「誰かと共感しあい、つながりたい」という人間の「根源的欲求」です。

不満を漏らすことで、相手や周囲の注意を惹きつけることに快感を得ることで「ネガティブ中毒」になりやすいというわけです。

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