年初来20%の株価上昇でもなお利益を得る余地 米投資銀行情報紙の筆者が勧めるバーベル戦略
米投資銀行ジェフリーズが発行する週刊ニュースレター「グリード&フィア」(強欲と恐怖)の執筆者クリストファー・ウッド氏は、S&P500種株価指数が年初来20%上昇する株価高騰の下でも利益を得る余地が残っているとの見解を明らかにした。
ジェフリーズの株式戦略グローバル責任者を務めるウッド氏は、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、米景気回復が厄介なインフレを伴う恐れがあると警告する一方、近い将来の利上げに米連邦準備制度を駆り立てるほどではないと語った。
これは景気敏感株と、より景気動向に左右されにくい大型株でいずれも株価を高止まりさせるシナリオだ。ウッド氏は「両方の種類の株式を保有すべきだと思う」と述べ、双方に投資する「バーベル戦略」を勧めた。
G7の中央銀行、利上げ政治的に不可能
ウッド氏は「インフレ圧力がより持続的だとやがて分かり、一部の景気敏感株を保有したい理由になるとの考えに私は傾いている」としながらも、「主要7カ国(G7)の中央銀行による有意な形での金融政策引き締めが政治的に可能とは思えない。それが成長株を引き続き支える要因になろう」と分析した。
原題:Mr. Greed & Fear Sees Both Playing Out in Gravity-Defying Rally(抜粋)
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著者:Anchalee Worrachate
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