方丈記に描かれた5大災厄が映す諸行無常の本質 養老孟司が「一番読んでもらいたい古典」と言う訳

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旅の途中、いつかの記憶に思いをはせる……「方丈記」に記された災害の記憶とは(画像:信吉/文響社)
「枕草子」「徒然草」にならぶ、日本三大随筆のひとつである「方丈記」。「ゆく河の流れは絶えずして〜」の冒頭ですが、前半は平安時代末期におこった5つの大きな災害のルポタージュであり、実は日本最古の災害文学なのです。
5つの災害とは、地震、辻風(竜巻)、急な遷都、飢饉と疫病、地震のこと。この方丈記を漫画化した『漫画方丈記』より、5大災厄のうちの1つ、「飢饉と疫病の災い」の部分を抜粋しご紹介するとともに、養老孟司さんによる解説をお届けします。
(外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

「飢饉と疫病の災い」

(©漫画:信吉/文響社)
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