アウディが大型EVセダンのコンセプトカーを公開 人から運転作業を引き継ぐ新ソフトウエア搭載
ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の高級車部門アウディはフルサイズの電気自動車(EV)セダンのコンセプトカーを初公開した。テスラとの技術格差縮小や2030年までの販売・利益拡大をさらに推進する上で鍵を握る見通し。
「グランドスフィア」は昨年立ち上げられたエンジニアリングの作業チーム「アルテミス」が開発した車では第1号となる。25年に生産が予定されるセダンの先駆けとなる。一定の条件で人から運転作業を引き継ぐことを可能にする全く新しいソフトウエアのスタックを搭載する。
CEOが長期的には11%の利益率維持が現実的と発言
アウディは年間の販売台数を30年に300万台に拡大することを見込んでいる。新型コロナウイルス流行が重しとなった昨年は170万台だった。同社は26年以降に投入する新車を全て完全なEVにすると表明している。
アウディの利益率は四半期ベースで再び9-11%の目標レンジに収まるようになってきた。マルクス・ドゥスマン最高経営責任者(CEO)はVWグループ全体で実現する規模の経済拡大で、11%の利益率維持が「長期的には間違いなく現実的である」ことが示唆されていると指摘した。
原題:Audi’s Electric Sedan Concept Heralds Fresh Bid to Counter Tesla(抜粋)
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著者:Christoph Rauwald
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