AI転換と「関西の底力」が示す、人手不足解決への道筋。カギは「自治体」「金融機関」「関西」/『外国人かAIか』著者・荒木秀之氏に聞く
急激な人口減少に起因する構造問題
──日本の人手不足の特殊性をどうみていますか。
現在の人手不足は単なる景気循環の波ではない。急激な人口減少に起因する構造問題だ。かつては景気が悪化すれば労働需給は緩和し失業者が出たが、今は景気が悪くても人が足りない事態が常態化している。
2040年の生産年齢人口は今よりも15%、1096万人減少する(国立社会保障・人口問題研究所調べ)。これまで政府や企業は「女性」「シニア」「外国人」の活用を柱に据えてきたが、これらには総量としての限界が厳然として存在する。
例えば、日本の女性の就業率は直近で72.4%に達し、欧米諸国と比べても見劣りしない。企業が女性を新たに雇用する余地は少ない。外国人労働者は増加しているが、生産年齢人口の減少スピードには追いつかない。マクロデータを見れば、従来の労働供給策だけで生産年齢人口減少の穴を埋めきれないことは明白だ。






















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