人気の「米国株」値上がりしそうな銘柄探すコツ アナリスト語る「日米株二刀流」がオススメの訳
1つのネタで何度も10倍株をつかむ
日米双方の株に投資することはたくさんのメリットがあります。例えば1つの大きなトレンドに日米の企業が相次いで乗ることで、両方の株価上昇を取ることができるのもその1つです。
EC(電子商取引)を例に説明します。私は2009年2月末のリーマン・ショック後に、すでにEC分野で確固たるポジションを築いていたアマゾンに投資しました。その後アマゾンの株価は大きく上昇し、約50倍に成長しました。
今後ECはますます伸びる──。そう確信した私は、日本における関連銘柄を物色しました。そして工場用間接資材のネット通販会社MonotaROに投資。予測は的中し、MontaROの株価は40倍になりました(保有し続けていれば株価は100倍になっていましたが、途中で手放してしまいました)。
“日米二刀流投資”は、コロナ禍でも有効でした。日本株ではECプラットフォームのBASEに投資。一方、アメリカ株は『米国会社四季報』をチェックし、アフリカでEコマースを展開するドイツのジュミア・テクノロジーズ(JMIA)を探し出しました。同社はアフリカのアマゾンと呼ばれており、私はそのポテンシャルの高さを感じ取ったのでした。そしてこれら日米企業の株価も11倍(BASE)、13倍(JMIA)に成長しました。
ECという大きなトレンドに着目し、投資したことで、日本株のみならず、アメリカ株でも10倍株を達成することができたのです。もし、私が日本株にしか投資していなかったら、儲けも半減していたでしょう。日米の2市場を守備範囲にしていたおかげで、たくさんの10倍株=テンバガーを得ることができたのです。
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