人気の「米国株」値上がりしそうな銘柄探すコツ アナリスト語る「日米株二刀流」がオススメの訳
そして、②は「不景気の株高」の後のタイミングです。②の状態は、2010年以降、欧州債務危機やアメリカ国債の格下げショックが起きた際に見られました。今後同じことが起こるかわかりませんが、今回のコロナ後も経済指標や企業業績が不景気の翌年の前年比ほどに伸びなくなり、景気回復の鈍化が指摘され始めています。
景気回復のペースに一旦ブレーキがかかることで、株価が横ばい又は再び安値に調整することもあるでしょう。ここが2番目のタイミングです。
最も儲かる仕込みどきは①か②か?
2つの仕込みタイミングを紹介しましたが、最も株価の利幅が取れるタイミングは①です。景気悪化により株価が暴落した銘柄を底値圏で買えば、当然利益を大きく取れるでしょう。ただ、10倍株をたくさん取りたい人には、②をお勧めします。②はテンバガー量産のチャンス=発掘の黄金期と呼ぶにふさわしい時期だからです。
なぜこのタイミングが黄金期なのでしょうか。詳しくは本書に書きましたが、不景気になると産業・業界内の新陳代謝が進み、新しい事業モデルやユニークな強みをもった新興勢力が台頭して業績を伸ばします。前述した日本株のモノタロウもこの時期に仕込みました。
②の株価がじりじりと横ばいで動く間に、こうした銘柄を仕込むことができれば、その後訪れる景気回復に合わせてこれらの株価も大きく上がることが期待できるのです。
2021年6月、アメリカの中央銀行にあたるFRBが開く会合であるFOMCは、2023年に2度の利上げを見込んでいることを示唆しました。ということは、②の状態で株を仕込めるのはあと2年くらいと考えた方がいいでしょう。つまり、いまから2年が10倍株の芽を発掘する大チャンスなのです。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら