「86/BRZ」新型登場で初代の中古車はどうなるか 正常進化&手頃さが増した新型と初代の差は?
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そこで気になってくるのが、初代86/BRZの中古車相場動向だ。なにせ販売期間は9年間にも達し、グローバル販売台数は累計20万台以上。2021年8月現在、中古車市場では1400〜1500台の先代86/BRZが流通している。新型への買い替えが順調に進めば、さらに流通台数は増えてくるはずだ。
初代の中古車相場はかなり手頃な価格帯まで値下がりするのではないか? おのずとそんな期待も湧いてくる。型落ちになったことで相場が下がり、100万円台前半で買えるようになれば、予算に余裕がないスポーツカー好きの若者にとっても、大いに魅力的な選択肢のひとつになるはず。もちろん筆者も欲しい車種のひとつだ。
手頃なスポーツカーを復活させた初代86/BRZ
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振り返れば、初代86/BRZが登場した約10年前は、スポーツカー不毛の時代であった。ハイブリッドカーをはじめとするエコカーが脚光を浴び、クルマを運転する楽しさがあるスポーツモデルは軒並み姿を消した。そんな時代に登場したのが初代86/BRZだった。
初代86/BRZは、クルマを文化と捉え、メーカーがカスタマイズに前向きな姿勢を見せたのも異例だった。トヨタとスバルにとってはある意味、賭けともいえる挑戦であったに違いないが、結果をみれば大成功だったといえる。合法チューニングが根付き、スポーツカーが息を吹き返すきっかけとなったのだから。初代86/BRZは後世に語り継がれる名車となるはずだ。
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一方で、電気自動車をはじめとするエコカーへのシフトは世界中で急速に進んでいる。逆に言えば、ガソリンのスポーツカーに乗れるチャンスはそう多く残されていないのが現実。クルマを操作する楽しさがあるマニュアル車についても然りだ。型遅れとなっても初代86/BRZが欲しいというニーズは、少なからずあることだろう。
そこで今回は、新型BRZが正式発表され、GR86の発売も秒読みとなったタイミングで、初代86/BRZの中古車相場を探っていく。そこから新型を買うべきか、あえて初代を買って自分好みに楽しむか、考えていきたいと思う。
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