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トヨタとスバルの共同開発スポーツカーとして2012年に発売された「86」と「BRZ」が、モデルチェンジした。
トヨタ版は「GRスープラ」「GRヤリス」に続くスポーツカーシリーズ「GR」のグローバルモデル第3弾として「GR86」となり、BRZともども4月5日に日本仕様を発表。まずは、BRZが7月29日に発売された。
新型の大きな特徴は、スバル伝統の水平対向4気筒エンジンの排気量が、2リッターから2.4リッターに拡大されたことである。
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一方、プラットフォームは先代をベースに、現行「インプレッサ」から採用している「SGP:スバルグローバルプラットフォーム」で得たノウハウを投入し、強化を図ったものだ。
そんな経緯もあって、2575mmのホイールベースは先代より5mm長いだけであり、ボディサイズも全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mmと、15mm長く10mm低くなったのみで、ほとんど変わらない。日本の道でもスポーツドライビングを満喫できる外寸を、キープしてきたことになる。
ボディサイズがほぼ同等であれば、スタイリングを大きく変えるのは難しいはずだが、実車を見るとかなり変わった印象を受ける。
より低重心を強調するディテール
写真を目にしてまず感じたのは、前後のフェンダーの盛り上がりが控えめになったこと。特にフロントは、フェンダーアーチの峰をそのまま後ろに流す、スムーズな処理になった。リアも盛り上がりの高さが抑えられ、なで肩気味になっている。
反対に目立つのは、フロントフェンダー後方の縦長のエアアウトレットからドア下のサイドシルスポイラーにつながり、リアフェンダー直前で跳ね上がるキャラクターラインだ。
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目線が自然に下に行くので安定感が得られるし、GR86/BRZの個性である低重心が強調されている。
先代では、フロントフェンダーの上側にあった横長のルーバー風処理が装飾だったのに対し、新型の縦長のエアアウトレットは穴が開いた本物だ。サイドシルスポイラーともども、ハンドリングを向上させるため、スーパーGTなどのモータースポーツでの経験をフィードバックしたという。
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