世界的な半導体不足、2023年まで続く可能性 独半導体メーカー・インフィニオンCEOが指摘
ドイツ最大の半導体メーカー、インフィニオンテクノロジーズは、自動車やコンピューターの生産を妨げている世界的な半導体不足が何年か続きかねないとみている。
ラインハルト・プロス最高経営責任者(CEO)は独紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)とのインタビューで、生産能力の拡大ペースが消費者需要になかなか追い付けない分野で、半導体不足が「2023年になっても」続くかもしれないと指摘。
半導体のリードタイムは7月に20週間超に長期化
その上で、「シリコンウエハーを半導体に加工する新たな施設やクリーンルームの建設には2年から2年半かかり、既存施設をアップグレードするには9カ月から1年かかる可能性がある」と述べた。
半導体不足でテスラからアップル、マイクロソフトに至る企業の生産に支障が生じている。サスケハナ・ファイナンシャル・グループの調査によると、半導体のリードタイム(発注から納品までにかかる時間)は7月に20週間を超え、前月から8日間余り延びた。
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