伝説の自動車評論家「プジョーEV」の虜になった訳

納車から半年経ったが、運転したい日が続く

人生で初めて所有するEVの魅力をリポートします(イラスト:溝呂木 陽)
これまで数多くのクルマを所有してきた筆者。人生で初めて所有するEVは「プジョー e-208 GTライン」。その魅力をリアルリポートします。

プジョー e-208 GTライン

わが家にプジョーe208 (GTライン)が納車されたのは1月23日。ほぼ半年が経った。EVとの生活は初めてだが、半年の感想をシンプルに言えば「楽しい!」のひと言。僕だけでなく、家内も大の「お気に入り!」だ。

本記事はLEON.JPの提供記事です

EVは前から気になっていた。前からとはいつ頃? というと……80年代半ば辺りから。まだ鉛電池だった頃、メーカーの試験車に何度か乗ったのがきっかけだ。小型ライトバンや中型乗用車だったが、電気モーターの瞬発力は気持ちのいいものだった。

テストコースかその周辺、都内ではメーカーの東京支社なり事務所周辺が試乗コース。そして「走行距離は〇〇km以内に抑えてください」と必ず念を押された。それはそうだろう。鉛電池時代EVの実用走行距離は、せいぜい40~50km程度にしかすぎなかったのだから。

それから十数年後の1997年に発表されたトヨタ「RAV4 EV」はニッケル水素電池を積み、公表走行距離は130~160km。大いに進化した。……が、実力はたぶん100km前後といった辺りだっただろう。そして2000年、ついにリチウムイオン電池のEVが登場。日産ハイパーミニだ。小さなシティコミューターはスタイリッシュだった。

公表走行距離は、たしか100kmを超えていたが、実用走行距離はずっと短い。横浜のわが家から、当時の日産本社(東銀座)までの往復(約50km)に挑む勇気は持てなかった。

僕のEVへの気持ちを、一気に現実レベルにまで押し上げたのがMINI E。2011年、実証実験車として送り出された。後席を潰して2シーター化。250kgのリチウムイオン電池を積んだ潔さは気に入った。

さらに惹かれたのが走り。とくに出足の瞬発力/速さはハンパではなかった。強力な回生ブレーキも気に入った。文字通り「ワンペダル」で自在に走れるのは刺激的だった。2週間ほどの付き合いだったが虜になった。あのMINI Eが市販されていたら、僕のEV第1号になっていたのは間違いない。

次ページ魅力はそれだけではなく
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
  • フランスから日本を語る
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 財新
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
トレンドライブラリーAD
人気の動画
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
日本人が知らない「ビタミンD」不足の怖さ
日本人が知らない「ビタミンD」不足の怖さ
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
SDGsが迫る企業変革<br>ビジネスと人権

サプライチェーンの中で起きる人権侵害への意識が高まっています。欧米では法制化が着実に進展し、企業に対し人権リスクの把握と対策を求める動きが顕著に。欧米に比べて出遅れている日本企業の現状を多角的に検証します。

東洋経済education×ICT