「頭皮がにおう人・におわない人」の洗い方の差

夏だからといって「1日2回の洗髪」は洗いすぎ

頭皮のにおいの原因はいったい何なのか?(写真:torwai/iStock)
頭皮がにおう人と、におわない人はどこに違いがあるのか? 吉木伸子さんの新刊『美容皮膚科医が教える大人のヘアケア再入門』より一部抜粋・再構成してお届けします。

においの原因は「皮脂」にあり

頭皮のにおいを気にする人がとても多いようです。頭皮のにおいのもとは、何でしょう。人体でもっとも皮脂が多いのは「頭皮」です。皮脂が空気で酸化されたり雑菌で分解されたりすると、においを発します。つまり皮脂が多い人の場合、その皮脂を長時間洗わずに放置すると、においのもとになります。

よく「汗くさい」といいますが、じつは、汗は無臭です。汗をだらだらかくサウナの中が、くさいということはありません。額に汗が流れたときに、それを手にとって、かいでみましょう。何もにおいはしないはずです。

しかしたとえば、運動して全身汗をかいたあとの、スポーツウェアなどは、におうかもしれません。それを「汗くさい」とよくいいますが、それはじつは、汗のにおいではなく、体から出た皮脂のにおいです。

運動して体温が上がると、背中などの皮脂腺が多いところから皮脂がたくさん分泌され、それがにおいのもとになります。

汗をかくと汗くさくなると思って、夏は1日2回洗髪するという人もたまにいますが、それでは洗いすぎです。洗いすぎれば、頭皮が乾燥して、かえってフケの原因になることもあります。

汗が気になったときはシャンプーを使わず、湯だけですすげばOK。汗は「水溶性」なので、湯だけで落ちます。シャンプーで洗うのは1日1回までにしましょう。

頭皮は常に皮脂が多い部位なので、脂性の人でなくても、常に地肌は皮脂でおおわれています。シャンプーして皮脂をとっても、通常は6時間もたてば皮脂は再び地肌をおおうので、そこに鼻を近づけてかげば、誰でもある程度のにおいはします。

また、指で頭皮をこすってそのにおいをかげば、脂っぽいにおいがするのが普通です。つまり頭皮がまったくにおわない人はいないし、どんなに洗っても完全に無臭にはなりません。

周りの人ににおわなければよい、と考えましょう。髪の根元がべったりするほどの皮脂を1日以上放置すれば周りにもにおうほどになりますが、そうでもないかぎりは周りの人にまでにおうことはないはずです。

次ページ洗いすぎは「フケ」や「かゆみ」につながる
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
人気の動画
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマダ、社長離脱でにわかに再燃する「後継問題」
ヤマダ、社長離脱でにわかに再燃する「後継問題」
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
私大トップ校の次の戦略<br>早慶上理・MARCH・関関同立

受験生確保や偏差値で高い水準を誇る関東・関西のトップ私大13校。少子化や世界との競争といった課題に立ち向かうための「次の一手」とは。大きく揺れる受験動向や、偏差値や志願倍率と比べて就職のパフォーマンスが高い大学・学部なども検証します。

東洋経済education×ICT