あなたにも出来る! 社労士合格体験記(第9回)--ハローワークで社労士と出会う

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中国での就職が頭をよぎる

ここぞとばかり、運を天にまかせて中国・シルクロードに旅立ちました。ウルムチでは地元旅行社の吴(ウー)さん、張(チャン)さんご夫婦と仲良くなり、ビールを飲みに行くことになりました。ウルムチは北京時間を採用しているため、夏の夜が長く、夜11時を過ぎているのに、街はにぎやかで、子供が遊びまわっていました。

歌や踊りのショーをやっている野外広場で、シシカバブ(羊の串焼き)とタニシをつまみに新疆ビールで乾杯。途中からショーの司会者の女性、アーリさんがわれわれの席にやってきました。華やかに見えるアーリさんの仕事ですが、実は休日なし。現状への不満やグチをわれわれが慰める展開になり、ついでにビールもどんどん進みました。どこの国でも仕事は大変なのです。

20代の日本人留学生との出会いもありました。彼女はほとんど中国語ができないまま、いきなり上海へやってきて、2年間日本語教師をした後、2年間ホテルに勤務。スキルアップのため本格的に中国語を勉強してみたくなり、北京に留学を決めたそうです。新天地で活躍するパワフルな若者に刺激を受け、私も中国での就職という選択肢が一瞬頭をよぎりました。

労災保険はどうなる

ところで、海外で働いている日本人の労災保険は一体どうなっているのでしょうか? 海外出張なら大丈夫ですが、海外支店や関連会社へ転勤・出向となると、労災保険に加入することはできません。労災保険は属地主義を採用しているため、適用範囲は原則、日本国内の事業に限られるからです。

しかし、これでは国内の事業場から、労災制度が十分でない海外の事業場に派遣された労働者を保護することができません。そこで例外的に、一部の海外派遣者を特別加入として認める制度があります。

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