通貨トレーダーが探す南アの次に脆弱な国はどこ 新興国通貨取引で再び意識される政治リスク

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南アの元ラマポーザ大統領が直面する危機は深刻化

ランドは引き続き新興国通貨で最高の年初来パフォーマンスとなっているものの、ズマ前大統領の収監をきっかけに起きた暴動によって、ラマポーザ大統領が直面する危機は深刻化している。ランドは先週に一時、対ドルで3月以来の安値を付けた。暴動や新型コロナ感染者急増による経済への打撃を巡る懸念で、金融政策引き締め期待が抑えられた。

エコノミスト予想によると、南ア中銀は22日、政策金利据え置きを決定する可能性が高い。UBSの新興国市場クロスアセット戦略責任者マニク・ナレイン氏は、ロシア中銀がよりタカ派的な政策スタンスを取っているとして、ランドよりもルーブルを選好しており、金属相場が下落すればランドをさらに圧迫する可能性があると指摘。ロシア中銀は23日、政策金利の0.75ポイント引き上げを決定すると予想されている。

 

原題:Political Risk Back on Radar in Emerging-Market Currency Trades(抜粋)

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著者:Netty Idayu Ismail、Selcuk Gokoluk

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