キャンプ達人のアイドルが説く必須道具の選び方 ナイフ、飯盒、ハンモック、テントは何がいい?

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続いて飯盒(はんごう)に参りましょう。兵式飯盒は、数あるアウトドア調理グッズのなかでも強くオススメするアイテムです。

飯盒には大きく分けて「丸型飯盒」と「兵式飯盒」がありますが、私は見た目やスッキリとリュックに収まる形状のほかに、4つの魅力に取りつかれて兵式飯盒を愛用しています。

かほなん愛用の兵式飯盒。使い込まれて見た目にも味がある(撮影:山本 修二)

調理時以外にも活躍してくれる

まず底が深いこと。私の愛用する兵式飯盒は、なんと一度にご飯を4合も炊けてしまいます。もちろん、うどんなどの汁物にも対応できるし、ピザや燻製まで作れてしまうんです。

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2つめはふたが2つあること。中に収まっている中ぶたは、皿として使用したり、ご飯を炊きながら中ぶたの上で別のおかずを同時に蒸したりといった用途で使用できますし、外ぶたはフライパン代わりにして炒めものなどを作ることができます。

3つめは、本体に「つり手」と呼ばれるハンドルが付いていることです。これによって飯盒を吊るしてたき火にかけるなど、調理の幅を広げてくれます。

最後の4つめは、アルミ製で熱伝導率が高いこと。熱伝導率だけでなく、軽い素材で持ち運びも楽で、価格もお手頃です。私が愛用するキャプテンスタッグの兵式飯盒は、これだけのメリットがありながら1500円出せばお釣りが出るほど廉価なのです。

大きさがデメリットに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、持ち運ぶときには、中に小物類や食材などを入れることもできるので、実はかなり便利です。調理時以外にも活躍してくれるのです。

外ぶたを開けると、内側に中蓋ぶたがある(左)。外ぶたをフライパン代わりにして煮込み料理もできる(右、写真の食材は手羽先。撮影:山本 修二)

そのほかソロキャンプに行くのであれば、テントやハンモックにもこだわりたいものです。私が愛用する「ヘブンテント」というハンモックテントは、中にエアマットが敷けるようになっていて、木に張って寝転がってもV字型に曲がらない構造になっています。腰が痛くなりにくいし寝返りも楽々です。普段から腰痛に悩まされている方にはもってこいのアイテムだと思います。

見てわかるように湾曲しないのがヘブンテントの特徴(撮影:山本 修二)

私は定番のドーム型テントでは、「2型」という、2人まで一緒に寝られるものを使用しています。あえて大きめのサイズとすることで、1人だとゆったりできて快適なのがおススメの理由です。

「いつか挑戦してみたいと思っていた」ドラム缶風呂の夢もかないました(撮影:桑山 寛之)
かほなん アイドル

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Kahonan

キャンプ歴約20年。登録者数38万人超(2021年7月現在)のアウトドア系YouTubeチャンネル「さばいどるチャンネル」にてキャンプ、登山、釣りなどの動画を公開している。キャンプ好きの父と田舎育ちの母の影響で、小さいころからキャンプや野遊びをして育つ。三度の飯とアウトドアが大好きで、キャンプでも蛇や魚を捕って食べる程のサバイバー。軽快なトークと、見た目とは裏腹なガチのサバイバル活動が反響を呼びメディア出演も多数。著書に『お金をかけない! 山登り&ソロキャンプ攻略本』(KADOKAWA)。

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