米NY市のコロナ感染が数カ月ぶりに増加傾向に 勢いづくデルタ変異株、鈍化するワクチン接種

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米ニューヨーク市で新型コロナウイルスの新規感染者数が数カ月ぶりに増加傾向にある。デルタ変異株の広がりが勢いづく中、市内の一部地区ではワクチン接種率が低水準にとどまっている。

市のコロナ検査での陽性率の7日平均は7月に入ってから緩やかに上昇。10日時点で1.27%と2週間でほぼ2倍となった。この1週間の1日当たりの新規感染件数(確認された症例と感染の可能性が高い症例)は平均328件と、6月28日時点の208件から増加している。

1日当たり数千人の感染が報告されていた今年の一時期と比べれば大きく改善しており、陽性率も全国水準の3.4%を下回っている。しかし、ワクチン接種を済ませた住民が少ない地区で変異株が広がっている可能性を考慮すると、今回のトレンドは懸念される。

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