仏モエのシャンパン商標、ロシアでは使えず EUロシア間の緊張の高まりのとばっちり受ける

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フランスのモエ・ヘネシーのシャンパン部門は近く、ロシアに出荷されるボトルのラベルに「スパークリングワイン」と表記することになる。ロシア産スパークリングワインにしか「シャンパン」の名称を認めないというロシア新法に合わせる措置だ。

仏高級ブランド、モエ・ヘネシー ・ルイ・ヴィトン(LVMH)傘下のモエ・ヘネシーはブルームバーグ向けの4日の資料で出荷について、法改正を受けた物流および規制上の調整で「ごく一時停止する」が、調整が終わり次第、速やかに再開されると説明した。

ロシアと他国の間の緊張の高まりに、食品が巻き込まれることは初めてではない。2014年のクリミア併合後に制裁を受けたロシアは、オランダ産ゴーダチーズやイタリア産パルメザンチーズの禁輸措置を導入した。

原題:Moet to Label Its Champagne Sparkling Wine in Russia to Meet Law(抜粋)

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著者:Francois de Beaupuy、Áine Quinn

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