クリス・ヒューズ、若きミリオネアの野望

オバマを大統領にした、ソーシャル界のレジェンド

リニューアル後の2013年2月号

「『デジタルの世界から出発した君が、いったい何を考えているんだ?』と、みんなから聞かれた」。ヒューズ氏は、先の講演会で、こう言って苦笑した。まるで「イノベーションと創造性」の世界から過去に舞い戻ろうとしているかのようだと、口々に言われたという。

「でも、僕は(世間とは)反対のアプローチを取った。100年という重要な歴史的遺産を無視したり、軽んじたりするようなことはできないからだ」

ワシントンDCが本拠だった同誌に、アートなどニューヨークのエッセンスを盛り込むべく、ミッドタウンのマジソン街にもオフィスを開設。スタッフも2倍に増やした。

深掘りの記事を掲載

2013年1月発行のリニューアル第1号では、民主党との太いパイプを生かし、オバマ大統領との長編インタビューを掲載。ネットのニュースは短ければ短いほど読まれるという「常識」に挑む。同誌十八番の深掘りの記事を何回にも分けて、どこからでも読めるよう、複数デバイス対応の「クロスデバイス」機能などを盛り込むことで、伝統とデジタルの融合を目指す(ナショナル・パブリック・ラジオ、2013年1月29日付インタビュー)。

こうした再生プランの下で、今年1月には月間ユニーク訪問者数150万人強、ページビュー300万を達成。部数も2割強アップした。

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