中国でアップルとサムスンに明暗

焦点:モバイル市場に「中国サプライズ」

7月24日、アップルの第3・四半期決算によると、中国でのiPhone販売台数が、アナリスト予想の約2倍のペースで伸びている。北京の携帯ショップで昨年12月撮影(2014年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[北京 24日 ロイター] - 移り変わりの早い携帯端末業界では、幅広い製品ラインナップをそろえる韓国サムスン電子<005930.KS>の身動きの速さが有利であり、上位機種にこだわる米アップルは不利だというのが、長いこと定説のようになっていた。

しかし、両社の最近の業績発表は、こうした説に異議を唱える内容となっている。少なくとも、世界最大の携帯端末市場となり、 第4世代(4G)無線通信網の導入でさらなる市場拡大が見込める中国では、違った景色が見え始めている。

アップルが22日発表した第3・四半期(4━6月)決算では、中国でのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売台数が、アナリスト予想の約2倍のペースで伸びていることが明らかになった。

一方、中国の低価格帯市場では、地場メーカーが販売台数を伸ばしており、業界最大手サムスン電子の牙城が切り崩されている。サムスンは今月8日、低価格機種の在庫積み増しと中国での3G端末の需要低迷を理由に、第2・四半期の営業利益が前年比25%減に落ち込む可能性があると発表した。

こうしたことは、すべての価格帯で製品をそろえる戦略を取るサムスンが、価格競争力のあるメーカーと上位機種メーカーの間に挟まれ、身動きが取れなくなっている姿を示している。対照的に、高級路線を大事にしてきたアップルは、iPhoneやタブレット端末「iPad(アイパッド)」の価格をライバル機種より平均的に高く維持できている。

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