東急ハンズのツイートが予期せずバズった深い訳 「はやりのハッシュタグ」に乗っかってもダメ
「狙ってバズらせるなんてできませんよ」と伝えて、わかってもらえそうな相手であればいいのですが、わからない人に説明するには時間も労力もかかります。説明しても徒労に終わる可能性もあります。
ならば、「努力します」「頑張ります!」と明るく返してしまいましょう。
私の経験から言うと、「バズらせてよ」という声のほとんどに、特別な意味はありません。向こうも「頑張って」「期待しているよ」程度の気持ちで言っているだけです。
だから、「バズらせてよ」の声を真に受けて、プレッシャーに感じる必要なんか全然ありません。「バズる」ツイートとは狙って実現できるような類いのものではないのです。「中の人」に必要なのは、ファンとしてのフォロワーを着実に増やし、フォロワーの声に真摯に耳を傾け、コミュニケーションを図ること。これに尽きます。
「あわよくば…」でも難しい
私は今でこそ「バズらせたい」などと、おこがましいことは考えないようにしていますが、正直に白状すれば、以前は「あわよくば……」という多少の下心を抱いてやっていたこともあります。
そのため、少しでも話題になってほしいと思って、はやりのハッシュタグに乗ったりもしたのですが、これがまあ、見事にうまくいかないものです。
実例を紹介しましょう。
いつものようにタイムラインを見ていたら、「#名前の最初の二文字を繰り返すと可愛い」というハッシュタグが目に入ったので、自分も例にならって次のようなツイートをしました。
……いかがでしょう。ぜんぜん面白くないですよね。
フォロワーさんたちの反応もそれなりでした。
とうとう何かやらかした、みたいな……
とうとうキュウ~って首絞められたハンズ……ってイメージ?(何やらかした?)
といったリプライは寄せられましたが、「バズった」には程遠く……。
結果は数十件の反応があっただけ。お世辞にも盛り上がったとはいえません。
さらにもう1つ、「#名前の最後をスに変えるとギリシャ神」というハッシュタグに乗って、次のようなツイートをしたこともありました。
……
_人人人人人人人_
> ただの誤字 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
これは前述のツイートよりは反応がありました。
ただ、それでも「バズる」レベルかというと、程遠い。「バズる」ツイートの壁はかくも高いのです。
つまり、「あわよくば」という気持ちでツイートしてもうまくいくことはほとんどないということです。