中国は貸出鈍化が成長鈍化を意味しなくなった 重要な景気指標クレジットインパルスの意味

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サービス業・ハイテクセクター

中国経済の軸足はこの10年で重工業・投資から「ニューエコノミー」と呼ばれるサービス業・テクノロジーセクターへと移ってきた。中国のGDPに占めるサービス業の割合は昨年、約55%と10年前の45%から上昇した。

サービス企業は設備など固定資産への投資が比較的少額で済むのが普通だ。多くの国・地域と同様にオンラインに移行するサービスは増えており、コロナ禍でデジタルシフトが加速していることを示す証拠もある。

建銀国際の崔歴チーフエコノミストは「最も与信集約型のセクターである建設業はもはや需要押し上げの主な源泉ではなくなり、与信の伸びによる中国の成長サイクルへの影響はこの数年で薄れた」と話す。

与信指標には表れない内部留保とエクイティーファイナンスの増加

中国企業は新株発行や内部留保の活用など公式の与信指標には表れない方法で事業を拡大することも可能だ。PwCによると、中国本土の証券取引所への上場で調達した資金は昨年、前年からほぼ倍増した。

原題:China’s Growth Decouples From Credit, With Global Implications(抜粋)

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著者:Tom Hancock

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