うつの人が「小さいやる気」なのに大きく見せる技 できるだけ自動化し、すごい人のイメージを作る
では、その次です。まずそもそも本を出すにしてもYouTubeに動画をアップするにしても、それなりに働く必要があります。では、うつの人はどのようにしてこれほど大量の仕事をこなせばいいのでしょうか。その部分から考えていきましょう。
まず大前提として、元気がないときは仕事しないことだと私は思っています。コロナウイルス対策と同じで、十分に収束していないときに、慌てて動くと余計ひどいことになります。まずはそれなりに体調をよくすることが最優先です。そのうえで、仕事をするわけですが、仕事をするときに考えてはならないことがあります。それは「やる気」「モチベーション」です。
「今日はやる気があるのか?」「今日はモチベーションがあるのか?」を仕事する前に考えると「今日はやる気がないから明日からやろう」「今日はモチベーションがないから明日からやろう」という結論になります。
やれるならなにも考えずにどんどん仕事をこなす
これが非常によくない。大切なことは、やる気のことなど考えないことです。それなりに元気で、少なくとも仕事ができないほど体調が悪くなければ、まずはやる。1つ終わったら、なにも考えずに2つ3つ4つと連続でやっていくことが大事です。休憩を挟むと、どうしても休憩がメインになってしまいますからね。まずは連続して、なにも考えずにどんどん仕事をこなしていくことが大事です。
この「なにも考えずにどんどん仕事をこなしていく」という感覚はぜひ大事にしていただければと思います。「メランコリー親和型」のうつの人であれば、仕事ができないほど体調が悪くなければ、できるはずです。とにかくなにも考えずに、意識を飛ばして体力の限界まで仕事し続けるのです。その結果として、また1日2日寝込むかもしれませんが、それでいいのです。
1日人一倍以上働いたら、次の日は寝込んでいても、トータルで見たら健常者とトントンか、健常者以上に仕事をしたことになります。とにかく過剰労働と寝込むことを繰り返し、健常者に仕事の量と質で勝つことが大事です。また、この量についても「限界費用ゼロ」と「錯覚資産」で盛り盛りに水増しすることが、極めて重要になります。
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