就活生の成功体験から学ぶ「Web面接・選考」突破術 リアル同等の準備で6月の「本命面接」に備える

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無駄なく活動ができているという点では就活生側も同じで、学生からは「説明会や面接のWeb化のおかげで、余計な出費をせずに効率的にいろんな企業の選考が受けられる」という声が多く聞かれる。

そうは言っても、オンラインでの就職活動では、戸惑うこと、うまくいかないことも多いようだ。「マイナビ 2022年卒 大学生 活動実態調査 (4月)」では、そういった就活生の、生の声を多く収集している。そこから、面接対策のポイントを紹介していきたい。

6月1日から「選考解禁」となり、大手企業を中心に最終面接が始まる。これからが「本命企業の面接」という人もいるだろう。また、2023年に卒業する大学3年生や大学院1年生にとっては、夏のインターンシップのための選考がこれから始まっていく。ぜひこれを参考にしてもらいたい。

コロナ禍に負けない工夫や将来展望で高評価

コロナ下での就活で、いちばん苦労するのは面接での受け答えだろう。「ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)のネタがない!」と、多くの就活生の悩みのタネとなっている。マイナビの調査でも、学業・研究活動・ゼミ活動をはじめ、アルバイト経験、サークル活動、部活動など、いわゆるガクチカに関する質問の答えに困った学生が多くいたようだ。

しかし、自分をアピールする方法がないわけではない。就活生の「手応えを感じた答え方」のコメントを拾ってみると、「慣れないリモート授業の中で工夫して課題に取り組んだこと」(文系女子)や、「外国人観光客向けにガイドをするサークルで、Web会議ツールで英会話トレーニングやメンバー間ガイドシミュレーションを実施したこと」(理系女子)など、コロナ禍の中で工夫をして取り組んだ活動や、逆境をバネに前進した経験を語り、アピールすることに成功している。

ただし、留学など、工夫や努力する難しい活動もある。

そんなケースでは、「留学に向けてしっかり準備していたことや、状況が好転したら留学したいこと、将来はグローバルに活躍したいことを伝えた」(文系女子)、「コロナ禍でできなかったことだけで終わるのではなく、今後の展開をどう考えているのか話すことが結果につながった」(文系女子)、「まだ研究を行っていなかったので、今後どのように研究を行いたいか、これまでの勉強を活かしてどのように活動していくのかを自分で想像し、未来について詳しく話した」(理系男子)といった“解決策”で、高評価につなげていたようだ。

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