李:彼女は猛烈な仕事人間なの。すごい切れ者よ。
沈:そんなことないって! ネットに「もし、がっしりした肩に寄りかかれるなら、誰が大変なことをやりたいと思うだろうか」という話が出回っていますが、私だってそう思います。本当はとっても「小女人(かよわい女性)」なんですよ。
李:確かに、テレビ局で最初に会った頃の彼女の印象は、今とはだいぶ違っていましたね。もっと弱々しい感じだった。でも部署を統括する立場になってから、変わったと思います。あっという間に成熟して、バリバリやるようになりました。
沈:あの頃、私はこう思っていたの。もし女性が結婚もしなくて、仕事もダメだったら、自分に申し訳がたたないって。結婚は2人のことだから、1人ではどうにもならないけれど、仕事なら1人で耕して収穫を得ることができるでしょう。
他人は私のことを仕事人間と言うけれど、実際は違います。本当はがっしりした肩に寄りかかれるなら、そうしたいのです。でも愛情の方は長年、耕してきたつもりですが、何の芽も出ません。
――「がっしりした肩」というのを、もう少し具体的に表現すると? たとえば収入とか。
沈:それはもちろん私より多くなくちゃ。でなければ、私を養えないでしょ。私は専業主婦になって、子育てに専念したいんです。心底、そう思っています。
――沈さんを養うにはいくら必要?
沈:う~ん、よく聞かれるんですが、でも金額の問題ではないと思います。私が今あるものを手放してもいいと思えるくらい魅力的な人でないと、結婚は考えられません。たとえば子供を産んだら、ずっと頑張ってきた仕事も、そのほかたくさんのこともあきらめなくてはなりません。
私は湖南省の出身なのですが、故郷で両親と暮らす快適な生活を捨てて、なぜ北京で大変な思いをしているかといえば、理想があるからです。私がこれまで努力してきたことを、なぜ、この人と一緒にいるために手放さないといけないのかと考えます。それだけの価値があると思える魅力的な相手でないと、結婚する意味はありません。
――もしもその人がものすごく魅力的だけれど、貧乏だったとしたらどうでしょう?
李:そういう人は、彼女と同じ生活圏にはいないので、知り合うことはありえないですね。
沈:私の周りの男性はみな金持ちです。中には私にアプローチしてくる人もいます。すごくリッチマン。
李:彼女、とってもモテるんですよ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら