「ソフトバンク」ドラえもん実写化CMの真の強さ 年間も最新調査もキムタク出演作がヒット
総合2位にはリクルート『タウンワーク』のCMが入った。木村拓哉と芦田愛菜が本人役で登場するシリーズCMの第1弾だ。映画撮影の休憩中、芦田に「木村さん、友達がタウンワークでバイト探してて」と話しかけられた木村は「タウンワークって何?」と聞き返す。
呆然とする芦田との間に微妙な空気が流れるも木村は「みんな知ってる?」などと続け、外国人キャストの女性もタウンワークを知っているとわかると、周囲を見渡し「みんな知ってんの!?」と焦りはじめる。
ラストはアプリのアイコンが表示された黄色い空間で、芦田と木村がそれぞれ「バイトは」「タウンワーク?」と口にする姿を映した。「知らないか」とつぶやく芦田に木村が「いや愛菜ちゃん……愛菜!」と詰め寄るタイプのCMもオンエアされた。
アルバイト探しの経験がない木村と、アルバイトと親和性の高い世代である芦田の掛け合いが見どころで、ほとんどのセリフがふたりのアドリブだという。
“タウンワークを知らない”木村拓哉をコミカルに描く
CMに好感を示したのは女性が多く、なかでも30歳以上から高く評価された。モニターからは「ふたりの掛け合いがリアル」「芦田愛菜さんの話を切り上げる様子が面白い」「木村拓哉さんの戸惑う姿が笑える」といった感想が多かった。
また「キムタクが求人誌を知らなくても納得」「タウンワークを知らないのは現実っぽくて面白い」など、木村本人のキャリアと重ね合わせたコメントも見受けられた。
企業がCMを制作する際には、商品を“知ってもらう”ための工夫をするのが一般的であろう。一方、本作ではタウンワークを“知らない”木村がその意味を教えてもらえないままストーリーが進行する。
木村と芦田のセリフの応酬はもちろん、「商品について説明しない」といったCMとしては異例のアプローチが注目を集めたようだ。木村と芦田は今後どのようなやりとりを繰り広げるのだろうか。シリーズの続編に引き続き期待したい。
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