ラクオリア創薬、新社長に聞く株主総会の勝因 「日本でおそらく初めてのことを成し遂げた」
従業員との信頼関係を築いていく
――株主総会で取締役選任が決まったときのお気持ちを聞かせてください。
こうなることはある程度わかっていたが、実際に承認されて改めて株主の思いの強さを感じた。「やった」というよりは、山積する課題もあり、大変な重圧を感じたというのが率直なところだ。
一方で、個人株主を中心にして日本でもおそらく初めてのことを成し遂げ、先行事例になれたことに誇らしい気持ちもある。会社を誹謗中傷せずに、フェアな提案を出してきた。こうしたことが実現できたのは、柿沼さんや株主の支えがあったからだ。
――これからが大変だと思いますが、新社長としての抱負は?
第1に本来的な意味でのチャレンジをしないといけない。第2に、今回のことで不安になっている従業員と、時間はかかるかもしれないが、信頼関係を築いていく。第3は、取引先や共同研究先などとの契約は守り、交渉中の案件でも交渉相手としっかりコミュニケーションをとっていく。
われわれのミッションは画期的な薬を生み出し、患者に届けること。株主や従業員などの力を借りて、この点をもう一度しっかりやっていきたい。
埼玉の弁護士が「異例の株主提案」に踏み切る事情
インタビュー/柿沼佑一弁護士「きちんと経営できればラクオリアは飛躍する」
インタビュー/ラクオリア創薬「製薬会社はそんなに甘い商売ではない」
インタビュー/「日本で初めてのことを成し遂げた」
インタビュー/「忖度なしに意見が言える、風通しのいい会社に」
ラクオリア創薬の株価・業績 は「四季報オンライン」で
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら