「29歳元アイドル」会社員になって痛感した無力 「忙しいふりをするスキルだけが身についた」
やはり、なんでもやっていいよと言われるのが一番困る。結果、1年で会社を辞めてしまった。全く知らないジャンルでクリエイティビティを発揮しまくるほど私のポテンシャルは高くなかったということだ。
「自分の無力さ」を噛みしめた1年間
実はこの1年間は自分の人生の中でも辛かった期間上位にくる。自分の無力さをただ噛み締めているだけだったからだ。
めちゃくちゃ暇なのに忙しいふりをするスキルだけが身についた。ニッチなスキルコレクションにまた仲間ができた。
井の中の蛙が大海に放り出され、自分の無知や能力の無さを痛いほど自覚したあとで、恐怖を感じるのはむしろ選択肢が広すぎると感じる場合なのではないだろうか。
私のように潰しの効かないことを一生懸命にやってきた人は、どうにかそれの延長線でやっていって伸びた先でまた枝葉を伸ばし、少しずつできること、やりたいことを増やしていくことがいいみたいだ。
普通に生きていると、そこまでドラマティックなことは起こらない。地道に積み重ねてきたことを、今度は麺棒で薄く伸ばすようにして面積を広げていく。飛び石のようなやり方は私には合わないみたいだとわかっただけで、会社員経験は大きな糧となった。
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