「29歳元アイドル」会社員になって痛感した無力 「忙しいふりをするスキルだけが身についた」

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とはいえ現状を嘆いても仕方がない。私は人生がうまくいかない理由を環境とか、誰かのせいにするのは嫌いだ。

環境も付き合う人も自分が選択している。家庭など、自分じゃどうにも選択できない環境で苦労したとしても、自由が手に入ったそのあと努力さえすればある程度のところまではカバーできると思っている。

引退してアパレル会社に就職したが…

芸能界引退後、たまたま知り合いの経営するアパレル会社に正社員として誘われた。そんなに多い額ではなかったのだが、毎月のお給料が保証されるのがなんともありがたかったので、即決だった。

しかも、いわゆる「指示待ち」ができるという甘えた考えもあった。もちろんお給料分の仕事はするつもりだが、社長や他の社員など自分より上の立場の人から「これやっといて」「あれやっといて」と言われたことをやれば働いているという実感が得られ、社会の歯車になることができている!と自己肯定できるのではないかと考えたのだ。

しかし実際に入社したら、現実はそう甘くはなかった。入社前は「経理の仕事の手伝いを」と言われていたのでそのつもりでいたが、手伝うほど経理の仕事が余っていなかったからか、経理のことについて聞いたところで何も教えてもらえなかった。

出社して私がやることといえば、朝の掃除をすること。以上!なのである。流石に掃除以外何もしないのにお給料をいただくのは居心地が悪すぎるので、社長に相談したら、新規の事業を考えて欲しいと言われた。え!? 会社員になって1週間の私がどうやって新規事業を!?と深夜アニメのタイトルのような状況に陥った。

次ページ新規事業なんて思いつくはずもなく…
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